為替の基礎知識

為替の話は、あまり学校で勉強した覚えがないという人は多いのではないでしょうか。私も社会人になって、投資を始めたときにいろいろ勉強して、初めて知ることがほとんどでした。

そんな、外貨にまだ触れていない方のために、かなりざっくり、外国為替についてまとめてみました。

外国為替取引とは

自国通貨(円)を外国通貨(米ドルやユーロなど)と交換することです。

どこの国も、その国でメインで使う通貨があります。日本なら円です。日本国内で円以外の通貨が買い物に使えるお店は、ほとんどないですよね。アメリカならドル、中国なら元といったところです。

世界各国、それぞれの国でそれぞれの通貨を使っているので、外国に物を売ったり外国で物を買ったりするときに困ってしまいます。

例えば、円だけを持ってアメリカに行ったとき、値段の表示はすべてドル。もちろん、レジで円を出しても買えません。

そこで、買い物をするには円をドルに換える必要がでてきます。

外国為替相場(為替レート)

それぞれの国の通貨を交換するときに、お互いいくらで交換するのか、その比率が為替相場です。

この比率は、ずーっと一定ではなく、毎秒動いています。

動かなければわかりやすいのになぜ動くのか?

一番の要因は需要と供給のバランスです。

簡単に言うと、欲しいと思う人が多い通貨は高くなる訳です。

みなさんが、オークションで欲しいものを見つけ入札する際に、入札者が多いほどどんどん価格が上がっていくような感じです。

為替レートは、現在の通知表のように、絶対評価ではなく、昔の通知表のように相対評価のようなものなので、一方が上がれば一方が下がります。

なので、例えば、米ドルと円を比べて、円の人気が上がれば円高に、米ドルの人気が上がれば円安になります。

特定の通貨が欲しくなる理由

日本に住んでいれば、日本円しかほぼ使えないので、日常使えない通貨を欲しがる理由がわからない。そんな風に思う方もいるのではないのでしょうか。

外貨を欲しいと思う理由はいろいろあります。

金利であったり、希望や不安であったり。

例えば、通販なんかで、「もう1個お付けして」とか「さらに〇〇をプレゼント」とか言われると、何もつかないものより買いたくなりますよね。このおまけ=金利という感じです。そして、このおまけがいいもののほうが、より人気が高くなります。もちろん、おまけ(金利)はあくまでおまけなので、商品(通貨)そのものの価値は重要です。

また、将来値上がりしそうだなという商品があれば、今買って、高くなったら売れば儲かりますよね。なので、今のうちに買っておこうということもあります。

このように、いろいろな理由で売ったり買ったりされることで、為替レートが動きます。

為替は毎秒毎秒動いている

世界のどこかで、休日以外、24時間売ったり買ったりをしているので、ずっと動いているのですが、為替が動くことは知っていても、毎秒毎秒動いていることを知らない人も多い印象です。私もFXを始めて、チャートを見たときに初めて知りました。

しかし、銀行で外貨預金をやるときや外貨建て保険の購入時は、1日中同じレートを使います。

これは、ざっくり言うと、為替が動くと取引する際に、いちいち面倒なので、その日の取引レートを決めてしまおうという感じで、アメリカドルであれば、朝10時に仲値というその日の取引レートを発表しています。

大きく動かない限りは、1日同じレート(仲値)を使います。ここに、各金融機関の手数料を加えて、TTS(円を外貨に換えるときにつかうレート)とTTB(外貨を円に換えるときにつかうレート)が決まります。

例えば、今日の仲値が1ドル=100円だったとします。

100,000円を1ドル100円でドルに交換すると、100,000÷100=1,000ドル受け取ることができます。

しかし、実際は手数料がかかり、1ドル101円でドルに交換することになります。

100,000円を1ドル101円でドルに交換すると、100,000÷101=約990ドルしか受け取れません。よって、10ドルが手数料となります。

逆に、1,000ドルを1ドル100円で円に交換すると、1,000×100=100,000円受け取れるのですが、実際は、1,000ドルを1ドル99円で円に交換することになるので、1,000×99=99,000で、この差額の1,000円が手数料となります。

このように、外貨に換えてレートが変わっていないその日のうちに円に戻したとしても、手数料分マイナスになるので注意が必要です

FXや外貨預金、外貨建て保険など、投資の世界には外貨がちょこちょこかかわってきます。深く掘り下げる必要はないと思いますが、基本は抑えておいてくださいね。

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